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1.
シュウは今、シンオウ地方のヨスガシティ に到着したばかりだ。 208番道路を経て到着したばかりだ。 早起きして出発したおかげで、まだ午前10時だったからまだ時間はあった。 シンオウ地方には、これまでコンテスト映像や雑誌、ポケモン講座でしか見られなかったポケモンたちをたくさん見ることができた。 特に野生のロゼリアが多くて、シュウはかなり前に彼のパートナーの姿を思い出して思い出に浸った。
その時、あるポケモンが突然シュウに近づいた。 エネコロロだった。
「エネコロロ?」
ヨスガシティのような都心にエネコロロがあるということは、普通飼い主のいるポケモンという意味だった。 しかもこのエネコロロは、エネコの時に月の石を使わないと進化できないポケモンだから。 シュウをよく知っている様子だった。 シュウのモンスターボールにいるポケモンたちがなんとなく嬉しそうな気配が感じられた。
「もしかしてこのエネコロロは···でも、僕が知る限りでは、最後に会った時はエネコだったのに。」
シュウと長く知り合ったライバルであり、コーディネーターはこの4年間、エネコを連れていた。 旅をしながらつきのいしを手に入れる機会は十分に多かったが、彼女もエネコも今のかわいい状態に満足していると言った。
「エネコロロ!」
その時、エネコロロが後ろで歌う女性の声を聞いて再び顔をそむけた。 シュウには何度か聞いたことがある声だった。
「急にエネコロロが駆けつけてしまって、本当にすみません。大丈夫…あれ?シュウ君?」
シュウは自分の名前を呼ぶ女性の声に顔を上げた。 これまでコーディネーターの経歴が積み重なり、自分に気づいたり集まる女性ファン層はかなり多かったが、なんとなくシュウを私的によく知っている人の話し方のようだった。
長い茶髪に大きくて美しい紫色の瞳。 一目で「美人」と言われるほど美しい人だった。
「ハルカのお母さん?」
シュウがハルカの母親に一番最初に会ったのは、ホウエン地方のグランドフェスティバルの時だった。 その時はハルカの初のグランドフェスティバルでもあったし、ハルカを苦しめるハーリーナ連続で行われる審査と大会のためにまともに挨拶ができなかった。 以後、ハルカはシュウを連れて自分の故郷であるトウカシティに行ったことが何度かあったが、その時ハルカの両親とも自然に会った。
「そうだ、シュウ君! 久しぶりだね。 去年会ったのが最後だったっけ? お会いできて嬉しいです!」
ミツコが目を輝かせながら言った。 ハルカの母親は14才の娘と11才の息子がいるということが信じられないほど童顔だったが、彼女の無邪気な性格に本来の年齢よりはるかに若く見えた。 シュウはそんなミツコを見ながら、ハルカの外見と性格の根源地がミツコだということを一気に把握することができた。
「お元気でしたか、お母さん。」
シュウがお礼儀正しく挨拶した。 シュウが旅行をしながら多様な年齢層のトレーナーに出会い、中には美津子と同じ年頃の人たちもいた。 その度にシュウは名前と「~さん」という敬称をいつも使って距離を置いた。 しかし、ハルカの両親には、なんとなくそのように他人のように呼ぶのが嫌になった。 人との距離を置くシュウがこのような考えをするということは本当に驚くべきことだった。 ラルスシティの人々が知っていれば、特にリュウが入っていればおそらく泣くほどだ。
なぜならシュウは同じ故郷で一緒に生まれ育った人々の両親にも「おばさん」、「おじさん」と呼んだから。 その上、トウカシティに訪問した時、ミツコは自分が先にシューに「お母さん」と呼んでほしいと言った。 トウカジムリーダーであるセンリはシュウとバトルをし、バトルが終わった後には「お父様」と呼んでほしいと言った。 その時、奥さんのミツコさんの表情は笑っていたが、ハルカと同じ笑顔だったので、シュウは美しいと思った。 実際、彼らの娘であるハルカは、何が何だか分からないが、うまくいったという表情だったが。
「ところで、トウカにいらっしゃるのではなかったのですか? どうしてハルカのエネコロロと一緒に…?」
「あ、ハルカが今度はシンオウ地方でコンテストに挑戦すると言っていたのに、もうリボンを2つ集めたということで。 マサトはもうカントー地方で旅行中だから家にいないし。 ハルカの応援のために一緒に夫と来たかったんだけど、トウカジムに挑戦者がどうしても途切れないんだ。 それで今日は私がハルカも見るためにシンオウ地方旅行もするために来たが··· あ!コンテスト会場に行かないと!」
ミツコは時計を見て、エネコロロを見ながらあたふたした。 まだ午前10時なので、2時から始まるコンテストまでは時間がたくさん残っていますが。 シュウは疑問を抱いたが、ここからは自分の番だと思った。
「あまり心配しないでください。 僕が道をよく知っているので。」
すでにトップコーディネーターの仲間入りを果たしたシュウは,シンオウ地方でコンテストの本拠地であるヨスガシティに来る機会があったので,地理に詳しい。
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2.
「ふぅ、シュウ君のおかげで助かったわ。」
コンテスト会場の中には数年の間にカフェとフードコート、便宜施設が多くできたが、本来もさらに人が多く集まるヨスガシティ会場の中で人がもっと多かった。 シュウとミツコは野外カフェの中で適当に隅っこに落ち着いた。
「そんなに急がなければならない理由がありますか? まだ時間は3時間残っているのに。」
シュウがブラック·コーヒーを飲みながら言った。
「あ、それが実は。 ハルカが今日の2次審査のダブルパフォーマンスには必ずこのエネコロロで出るって言ってたんだ。 ハルカは昨日から1次コンビネーションの練習に集中したから。 実は今回、ここににちょっと旅行に行く時、センリさんが私にポケモンを貸してくれたんだ。 同じノーマルタイプだから、このデルケティと一緒にいればいいと思った。」
「どんなポケモンですか?」
「この子達よ。」
ミツコが2つのモンスターボールを空中に投げると、ムクホークとハピナスが出てきた。 ノーマルタイプのジムの館長名手らしく、ノーマルタイプの中でも相手にしにくいポケモンたちだった。 特に主人がセンリだからか、本当によく育てられたように見えた。 エネコロロとは親しくなったのか、楽しく遊んでいるようだった。
「ところで、あのエネコロロはいつの間にか進化しましたね。」
「あ、それが実は。 この前のグランドフェスティバルの決戦で、シュウ君のバタフリーにエネコが負けたじゃないか。 おかげさまで真っ先に退場となり、バシャーモ一人でシュウ君のギャラドスとバタフリーを相手にしなければならなかったから。」
ミツコがあの日の対決を思い出しながら言った。 実は、それはシュウの戦略でもあった。 ハルカのエントリーは強大なだけに技術も強力な攻撃型を使うから、ねこのてを使うエネコこそ潜在的に最も危険な存在だった。 それで、エネコを先に退場させることで、シュウはすでに2次審査戦略を練っていた。 もちろん、バシャーモが強大で、バタフリーをすぐに倒した後、フレアドライブを習うとは予想外だった。 シュウのギャラドスをピンチまで追い込んだが、時間制限でぎりぎりでシュウが勝った。
「それで、エネコがジムに戻った時、密かに落ち込んでいるようだった。 それで、ポケモンジムのトレーナーの一人がつきのいしを手に入れてきたんだけど、エネコが必ず進化すると強く主張しているんだ。」
ミツコは、ムクホークの背中に乗って飛び回るエネコロロを見て苦々しく言った。
「それでハルカも、エネコの意を尊重してエネコロロに進化させたの。 実は以前、サトシたちと旅行した時、エネコロロを育てる伝説のコーディネーターに会ったことがあるみたい。 エネコの吹雪もその時に習ったんだって。 シンオウ地方に来る前まではセンリさんのポケモンたちと戦いながら、新しい技術を学んで訓練をしていたよ。」
「そうだったんですね。」
「実はシュウ君もハルカを見るためにここに来たんだよね?」
ミツコの笑いにシューは的を射たようだった。
「ハルカから聞いたよ。 ハルカにシュウ君は相変わらず負けたくないし、勝ちたい相手だから。」
ミツコの言葉にシュウはハルカを思い出した。 いつも自分を追いかけてくるハルカ、負けないぞと闘志を燃やすが、いつも彼に真実の笑みだけを浮かべるハルカを。
「はるかにずっと刺激剤であり、良いコーディネーターの先輩でいてくれてありがとう。 ハルカにとって最大のライバルはあなただから。 シュウ君にとっても一番のライバルがハルカだったらいいな。」
ミツコがシュウの手を取って笑いながら言った。
「僕にとって一番気になるコーディネーターであり、喧嘩した時に一番楽しい相手は10歳の時からハルカだけです。」
「あら、やっぱり二人はお互い好きなんだから!」
ミツコの発言にシュウは顔を赤らめた。
「そろそろハルカがこっちに来る頃なのに···」
「お母さん!」
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3.
ハルカの走ってくる声が聞こえた。 ハルカの隣で飛んでいるアゲハントはシューを見て頭に安着した。
「あら、シュウもあったのね? シュウ、久しぶりかも!」
ハルカはシュウを見てにっこり笑った。 彼女の象徴である赤いヘアバンドと長い茶色の髪が風に舞った。
「実は、街で道に迷ったんだけど、シュウ君が案内してくれたんだ。」
「ほんと?シュウ、それとなく親切かも。ありがとう。」
「とんでもない。」
ハルカの褒め言葉に、シュウは淡々と笑いながら言った。
「でも、ハルカ。 2次審査にはエネコロロで出ると言ったが、それでは残りの審査には誰で出るつもりなの?」
ミツコの問いに、ハルカはモンスターボールを投げた。 ふんだんに背中に花を咲かせているフシギバナだった。 バシャーモに続いて2番目に最終進化を終えたフシギバナは、本当に強力だった。 ハーリーのノクタスも今は、フシギバナを見て一言も言えないほどだった。 以前、シュウがフシギダネを初めて見た時は未熟な姿が見えたが、今のフシギバナは舞台をまさにくさポケモンの場に変える圧倒的な姿を見せてくれた。
「今回の1次審査はフシギバナとアゲハント、2次審査はフシギバナとエネコロロで出るかも!」
「あら、フシギバナが苦労するだろうね。」
「そうだね。でも今日はオープンステージだよ。 それに天気もいいし! くさポケモンのフシギバナが活躍する絶好のチャンスかも。 これまで捕まえたポケモンがあまりにも多いので、アゲハントとフシギバナが一緒にダブルバトルに出ることがあまりなかったんだ。」
ハルカが自信に満ちて言った。
「でも、ハルカ。 シンオウ地方のコンテストではドレスを主に着ると聞いたが…。 もちろん普段着で参加してもいいが。」
母親の問いにはるかは目を輝かせながら言った。
「あ、そうだ。 実は今まではホウエン地方でオーダーメイドのドレスを着ていたが、今回はあまりにもコンテスト規模が大きいヨスガシティじゃないか? 何か変化を与えたい感じかも。 それで、前にサトシと一緒に旅行した時に着ていたドレスと同じデザインを選んだんだ。」
ハルカの言葉を聞いて、シュウはどんなドレスなのか気になった。 以前、ハルカがロタ村で開かれた祭りでドレスを着たことがあると言ってくれたことがあったが、シュウはその姿を見たことがなかった。 ハルカの両親もそのドレスを見たことはなかったが、マサトは「あの時のお姉ちゃん、本当にきれいだったよね」とシュウに自慢するほどだった。
「実はね。 これまでシュウのロズレイドの演技を見て、いい勉強になったかも。」
ハルカがシュウを見つめながら言った。
「僕のロズレイド?」
「うん。くさポケモンのロズレイドはまるで庭の主人のようだったかも。 それで私のフシギバナはどうすればいいか悩んだんだけど。 やっぱり変だね。フシギバナにはそれに合った光を放つ方法があることに気づいたよ。」
フシギバナがつるを突き出してはるかの腕に巻いた。 フシギバナはつるの千切りはもう使わないが、普段使える形だった。 シュウはその姿にモンスターボールからロズレイドを取り出した。
「お久しぶり!ロズレイド!」
ハルカはシュウのロズレイドがライバルという関係だったにもかかわらず、思った以上に親しそうな姿に、ミツコは微笑んだ。
「今日のハルカのコンテストはシュウ君とロズレイドと一緒に見るよ。 ハルカ、頑張ってね。 応援しているからね。」
「うん、ママ!ありがとう!」
ハルカがエネコロロとアゲハント、フシギバナと共に力強く話した。 --『エネコ』と『フシギダネ』、『アゲハント』でコンテストに出た時代が昨日のようだが…。 今では強く進化したはるかのポケモンたちを見ながら、シュウは時の流れを感じることができた。
「まあ、君が自分でうまくやるだろうが。 頑張ってね。ヨスガシティのポケモンコンテストは普通の大会よりレベルが高いから。」
シュウのアドバイスに、ハルカは笑いながら言った。
「そう、前にひかりから聞いたことがある。 でも、私は負けないかも!」
ハルカの後ろにいるポケモンたちも同じ声で話しているようだった。
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4.
ヨスガシティーの大会熱気は熱かった。 晴れた日のオープンステージというのもあったが、観覧客も普段以上に多く集まり、審査委員がヨスガジムリーダーでありトップコーディネーターメリッサだったため、普段より雰囲気が高まった。
「うわぁ、ポケモンコンテストはこんなに人が集まるものだったの? 以前はグランドフェスティバルまではいかなくても、人がたくさん集まったね。」
ミツコが周りを見回しながら言った。
「いいえ、普通の大会なら適当なレベルの観覧客が集まる程度です。 でももともとゆかりのシティコンテストはシンオウ地方の大会の中でも一番レベルが高いですよね。 コンテスト会場がランドマークになるほど。 1次審査がダブルコンビネーションであることからが、普通のトレーナーにとっては難関ですからね。 シンオウ地方でダブルパフォーマンスが一番最初に開かれたところだから。」
「ハルカ、うまくできるかな? 今は緊張もせずに素敵にしているようだが..」
その時、シュウの前にいたロズレイドがミツコの前に近づいた。 他の人にはあまり近づかないロズレイドにしては異例のことだった。
「あら、あなたはハルカを信じるということ? ありがとう。」
ミツコはロズレイドの頭をなでながら言った。 ハルカとよく似た姿で、ロズレイドはなんだか気分が良くなるようだった。
「お母さんが気に入ったようです。」
ロズレイドがミツコの膝に座った姿に、シュウは率直に語った。
「ふふ、これは光栄だ! シュウ君のエースポケモン気に入るなんて。」
審査委員の紹介とともに、ポケモン1次審査のダブルバトルが続いた。 コンビネーションが重要なだけに、確かに普通の大会よりはみんなレベルの高い演技が続いた。 それだけ見どころ満載の大会だった。 知らない人から見れば、小規模で開かれたグランドフェスティバルと勘違いするほどだ。
「さあ、次は参加番号最後! ホウエンの舞姫、ハルカさんの登場です!」
すでに『ホウエンの舞姫』として別名が有名なハルカの紹介に、観客たちは大きく歓呼した。 これまで数多くのコンテストやグランドフェスティバルに参加して好成績を収めたため、ハルカの有名さはシンオウ地方でも続いた。
「あら!ハルカ、とてもきれいね!」
ミツコは娘の身なりを見て歓声を上げた。 普段の長い茶色の髪をツインテールにして束ねた後、黄色い花の飾りで飾った姿。 そしてピンクと白が混ざった、膝が少し超えてくる長さのドレス。 後飾りはアゲハントの模型であることまで。 普段の赤いヘアバンドと赤い色のノースリーブショートパンツの服装とは違う美しさがあった。
シュウもハルカの服装を見て感心した。 数多くのコーディネーターの中でも、ハルカはどうすれば自分が目立つことができるかをよく知っているようだった。
「よし、これから貴方たちの舞台だ! フシギバナ、アゲハント Stage On!」
ハルカが美しく一回転しながらモンスターボールを投げた。 2つのモンスターボールがモンスターボールのシールのおかげで、美しい花びらのエフェクトとともに華やかに登場した。 フシギバナとアゲハントという美しくて強力なポケモンの登場に、自然に視線が行った。
「フシギバナ、にほんばれ! アゲハント、あさのひざし!」
フシギバナが空中に日光を当てると、オープンステージの舞台でさらに明るい日差しが演出された。 アゲハントがあさのひざしを美しく使った。 舞台が美しい光に包まれた。
「わあ、登場してすぐにフシギバナとアゲハントの輝く色が登場!まるで夏の真昼のステージを見ているようです。」
リリアンの軽快な社会が続いた。
「フシギバナ、ソーラービーム!」
フシギのバナが時間の遅延なしにすぐにソーラービームの球体をいくつも連続して空に打ち上げた。 日差しを利用したオープンステージだからこそ可能な、戦略だった。
「アゲハント、エアスラッシュ!」
アゲハントが複数のソーラービームに向かって青みがかった白い光線を放つと、舞台では美しいソーラービームの光線が次々と落ちていた。
「まるでりゅうせいぐんのソーラービームの光線が落ちるようです! 美しい星の群れですね。」
「おお、これは本当に美しい演出です。 ワンダフル!」
審査委員のメリッサが感激するほどだった。
「ハルカが舞台をうまく活用しましたね。 もともとこれだけの天気でオープンステージなら、時間制限なくソーラービームを使えるのに。 『にほんばれ』を使うことで、より強力な『ソーラービーム』が可能になりました。」
「あら、はるか。 前はオープンステージでシュウ君と会った時、日差しに戸惑ったようだったが…。 今はよく使っているんだな。」
シュウの感嘆が混じった解説に、ミツコがハルカの成長に感激したようだった。
「フシギバナ、はなびらまいら! アゲハント、サイコキネシス!」
フシギバナがすごい花吹雪を巻き起こすと、アゲハントがサイコキネシスではなびらを空中に美しく操っていた。 空気中で花びらは強烈に回転していた。
「わあ、はなびらのまいらとサイコキネシスの組み合わせか! まるで空の花束を見ているようですね。」
氷空の花束。 カントー地方に再びコンテストに挑戦しに行ったとき、二ビシティで開かれたコンテストに参加したことがあった。 その時会ったタケシからシェイミに会った話を聞いたことがあった。 空に向かって飛んでいくシェイミたちの姿が、氷空の花束のようだったと。 その時から思い浮かんだ技術だった。
「アゲハント、エナジーボールでfinishよ!」
エナジーボールが変で、花が打ち上げた快晴と出会い、さらに強力になった。 花の群れに向かって、さまざまな球体のエナジーボールが螺旋形の形で風に乗るように回転した。 花びらとエナジーボールが出会い、草色のエネルギー色が生成され、空では花火が広がったようだった。
演技が終わった後、アゲハントが美しく変で花の大きな花に舞い降りた。 まるで花と蝶の演奏のように。
観客は大いに歓呼した。 それほど非の打ちどころのない美しい演技だったので。
「オープンステージでのフシギのバナとアゲハントの演技、素晴らしかったです。 くさタイプの技術が光る舞台でした。」
「いいです、いいです!」
「アゲハントとフシギバナとは、まるで蝶と花が草むらで煙を繰り広げるかのように美しい演技でした。」
「ああ、サイコキネシスで花びらダンスを美しく操るなんて。 美しい花吹雪を見ているようでした。 beautiful!」
続く審査委員の好評と賛辞に、ハルカは1次審査を高い点数で通過することが分かった。
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5.
「みんな、よくやった!」
ハルカは待合室から自分のポケモンを取り出した。
「今度はエネコロロ、あなたが頑張らなければならない番だ。」
エネコロロは肯定するようにしっぽを振った。
「とてもいい演技だったよ、ハルカ。」
「シュウ!」
控え室にやってきたシュウへ、ハルカはうれしさを感じた。
「シュウ、どう? 私のドレス?」
ハルカがシュウの前で美しく一回転した。 アゲハントがハルカの腕に舞い降りたが、本当に美しい姿だった。
「……美しいね。 ドレスも」
あれ?「ドレスは」じゃなくて「ドレスも」って。
「やっぱり、シュウを見てもこのドレス本当に美しいよね? 私のポケモンたちも大好きなデザインだよ。 アゲハントとエネコを思い出す美しい服かも。」
ハルカの無邪気な笑いに、シュウは彼女が自分の言葉から他のポイントに解釈したことを知っていたが、あえて訂正はしなかった。
「さて、これはあなた に贈るプレゼント。」
シュウはいつものようにハルカにバラを差し出した。
「今回はアゲハントとフシギバナにはないの?」
「まあ、好きなように。」
ハルカの冷やかしに、シュウは近くに来たエネコロロをなでた。
「お母さんから聞いたよ。 僕と決戦で戦った後、エネコを進化させた。」
「ああ、そうだった。 実はシュウと決勝戦で戦う前から、エネコは進化したがっていた。 エネコロロになれば学べる技術も多くなって、もっと強くなれるかも。 実は以前エネコロロを旅行しながら会ったことがあったが、いつか私のエネコもあのようになる日が来るだろうかと思ったの。」
ハルカは昔を思い出すかのように言った。
「君、エネコはアゲハントの次に長い時間を合わせたパートナーだ。」
「うん、シュウも覚えてるね。 エネコ時代も素晴らしかったけど、今ではエネコロロとしての輝き方が見えてきたんだ。 以前は「エネコ」のねこのてと吹雪が主力機だったが、今は合同コンビネーションで使えそうな技術を新たに学んだからだ。」
その際、1次審査の結果が待合室のテレビで発表された。 以前のハルカなら1次審査に通過するものの、彼女の写真が出るまでハラハラしながら待っていた。 彼女は普通端っこに入ったから。 だが、今回のコンテストでは2番目に発表され、ずっとテレビを凝視する理由が消えた。
「決勝戦で気をつけて。 エネコロロはスピードが速いが、フシギバナは相手の攻撃を許しながら、ある程度の被害を甘受しなければならないからだ。」
「そうだよ。でも私は変な花を信じている。 そして、エネコロロがよく援護してくれるよ。 だよね?」
エネコロロとフシギバナの誓いに、シュウはもしかしたら自分が思ったよりハルカはいつも大丈夫なのかも知れないという気がした。
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6.
ハルカは予想通り決勝までは無理なく上がってきた。 たとえ2次審査では16人のコーディネーターがいたが、ハルカは一気に突破した。
「グランドフェスティバルに劣らない熾烈な縁故大会! いよいよ決勝戦です。 試合、スタート!」
相手コーディネーターはラプラスとジュゴンを取り出した。 フシギバナーとエネコロロには不利な試合だったかもしれないが、コンテストは上声だけでできるものではないということをハルカはあまりにもよく知っていた。
試合が経過してもう3分。 あと2分残っているが、両者の点数はほぼ同じだった。
「決着をつけるんだ! ラプラス、ジュゴン、吹雪!」
「エネコロロ、ねこのてでフシギバナを援護しろ!」
エネコロロがねこのてを使うと、バシャーモのフレアドライブが出た。 実はハルカはさっきからずっとエネコロロにねこのてを使わせていた。 エネコロロなら、彼女のエントリーの中で最高の技を出すと信じていたから。
「ついに出た、ハルカ選手の一番の究極技、フレアドライブ!」
『ホウエンの舞姫』として有名なハルカの代表技は『ほのおのうず』だったが、バシャーモがパワーアップをしながら今は『フレアドライブ』が彼女の代表技になった。
フレアドライブを迎えたラプラスとジュゴンは吹雪を使う暇がなかった。
「フシギバナ、ヘドロばくだん!」
フシギバナの巨大な花から紫色の爆弾が出てくると、ラプラスとジュゴンの姿が消えた。
「今だよ、フシギバナ。 にほんばれ!」
フシギの花が空に向かって快晴を放った。 もう、水タイプ技術の威力は弱くなるしかなかった。
「エネコロロ、フシギバナ、ソーラービーム!」
2つのポケモンのソーラービームが直ちに発射され、ジュゴンは気絶した。 まだラプラスはバトルに残っていた。
「ラプラス、れいどうビーム!」
フシギバナがラプラスのれいどうビームに当たりながら、自然と攻撃ができなくなった。
「エネコロロ、フシギバナを守るんだ。 しんびのお守り!え…?」
その時、エネコロロにある黄色い光が生じていた。 ハルカは以前、サトシと旅行しながらピカチュウからこの光をたくさん見たので、エネコロロがどんな技術を新しく学ぶのか分かるような気がした。
「新しい技か…?」
「ええ、たぶんね。 ハルカはいつも試合で危機的状況のたびにポケモンたちの潜在力を限界まで引き上げ、新しい技術を誕生させるからです。」
ミツコの疑問に、シュウは説明をした。
「エネコロロ、新しい技術を使おうとしているようです。 ハルカ選手、今度はどんな演技を見せてくれるでしょうか?」
「エネコロロ、10まんボルト!」
エネコロロの攻撃はラプラスに完全に当たった。
試合の勝負は決まった。 ちょうど時間もなくなった。
「試合終了! 今回の軟膏大会のダブルパフォーマンスの優勝者は、ハルカ選手です!」
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7.
「本当に素晴らしい試合だったよ、ハルカ!」
「ありがとう、ママ!」
ミツコがハルカを抱きしめた。 コンテスト会場の前で、夕焼けになっていた。 ハルカは服装は普段着に着替えたが、高く結んだツインテールはそのままにしておいた。
「ポケモンが苦手だった貴方がここまで成長するなんて···お父さんがあなたの試合を見るたびに、どれほど誇りに思うか分からない。」
「うん!ほら、ママ」
ハルカはミツコにモンスターボールを2つ渡した。 シュウは、ハルカが母親に渡すモンスターボールを見て、不思議に思った。
「実はシュウ。今日がフシギバナとエネコロロがシンオウ地方で開かれるコンテストに参加する最後の大会だったのかも。 たぶん次はグランドフェスティバルになるよ。 実はシンオウ地方で新しいポケモンをもう捕まえたんですけど、6匹がいっぱいになってしまって。 フシギバナはパパの温室にしばらくいて、エネコロロはトウカジムのポケモンとして活躍することにした。」
「そうかな···あの子なら、挑戦者たちにいいポケモンになるね。」
「うん!もうカビゴンも活躍しているよ。」
「さあ、ハルカ。 ここ。」
ミツコがハルカにモンスターボールを渡したが、他のモンスターボールと違ってヒールボールだった。
「じゃあ、ハルカ、シュウ君。 私はもうここから行くよ。 トウカシティに戻らなければならないから。」
「え、お母さん! でも今日が暮れているのに...」
「明日出発してもいいんじゃないですか。」
二人の少年少女の引き止める姿に、ミツコは笑った。
「大丈夫。私にはムクホークがいるから、移動をするのは何の問題もない。 お母さんもハルカの演技を見ながら、旅行に行った時のことを思い出したの。 そして今はハピナスとフシギバナ、エネコロロもあるじゃない?」
「じゃあ、シュウ君。 今日は本当にありがとう。 今度はハルカと一緒にトウカジムにまた来てね。分かった?」
「うん!ぜひシュウと一緒に行くよ!」
シュウが言う前に、ハルカが素早く言った。 「君は本当に活発だな」というシュウの言葉はおまけだった。
「出てこい、キルリア!」
ヒールボールでは、キルリアが登場した。
「おお、キルリアか。」
「うん、ヨスガシティに来る前に捕まえた。 実はラルトスの時から育ててきたんだけど、すぐにキルリアに進化したんだ。 次のコンテストにはこのキルリアに出ようと思って。 素敵で美しいサーナイトに育てるかも!」
「そうだね、そうみたいだね。」
細い手足で美しく踊ったり、緑の髪とピンクのリボン、心を貫くようなキリアは実に美しかった。
「なんだか、シュウに似ているのかも。」
ハルカが小さくつぶやいた。
[newpage]
8.
「シュウ、いるよ。 何日だけ私に時間をくれる?」
ミツコを見送った後、ハルカがシュウに向かって振り向いて言った。 髪型は演技したままツインテールを維持したが、風に舞う彼女の茶色のツインテールは本当に美しかった。
「時間はあるが。 どうしたの?」
「ここでシュウを連れて行ってみたいところがあるかも! じゃあ、私と何日かだけ一緒に通うことに決めたんだね?」
ハルカはシュウの手を取って向きを変えて歩いた。 シュウはハルカが手を握って歩くのがなんとなく気持ちが良くて、何の反論もせずに歩いて行った。
ハルカがシュウの手を握って率いたのは、ヨスガシティ西南側にあるいぶんかのたてものだ。 シュウはヨスガシティに来たことがあったが、その時はこんなところがあることも知らなかった。 聖堂の形をしていて、中には座れる椅子があったが、深夜だからか人はいなかった。 建物の中央にはある壁画があったが、形を見ればおそらく『テンガンざんの絵』のようだった。 建物が洗練された様式であることと、ステイングラスが美しいこととは別に、絵はかなり古く見えた。 しかし、なんとなく何かを伝えているような気がした。 シュウはその気持ちがどうしてなのか分からなかった。 シンオウ地方は神話と関連が深いところなので、神を信じる人々の心がシュウに伝わるかもしれない。
「さあ、ここだ、シュウ!」
ハルカは最前列の席を目指して出かけた。
「こんなところをどうやって知ったの?」
「実は数日早く来て、ヨスガシティをあちこち見て回ったの。 演技について良いアイデアが得られるかも。 そして以前ミクリカップに参加した時、サトシとヒカリからここのシンオウ伝説に関連したポケモンに会ったという話を聞いたんだ。 だから私は神話を信じる。 実際に私たちはジョウト地方に行った時、『うずまきじま』や『やけたとう』についての話も聞いて、『アルフのいせき』にも行ってみたじゃないか?」
「そうだったね。」
シュウは数年前のことを思い出しながら言った。
「ねえ、シュウ、覚えてる? ずっと前に、月が昇った美しい夜だったのかも。 シュウとアメモスの演技がとても美しかったのに、あの時の私とフシギダネはまだ未熟でね。 多分、私はあの時とても悔しかったと思う。 私も「あんなにきらびやかにポケモンを輝かせたらいいかも」、と思った」
「ああ、あの頃の···でも今の君とフシギダネは、煙がとてもいいね。」
シュウはその時、自分がハルカに投げた言葉があったが、少し恥ずかしくもあった。 あの頃の彼女は才能に満ちた原石だったから。 しかし、グランドフェスティバルで会った彼女のフシギダネは、アゲハントと共に見事にハーリーのジュペッタとノクタスを相手に勝利を収めた。 そして今日の演技でフシギダネは、まさに舞台を掌握したジャングルの王様だ。 自分のローズレイドとは違う方法で光るポケモンだ。 だからシュウは心から感心しながら言った。
「ありがとう、シュウ。 実はね、ここに来た時、人々が言った言葉があったの。 それをぜひシュウに聞かせたかったのかも。」
「どういうこと?」
[newpage]
9.
ハルカはシュウをじっと見つめた。 シュウもハルカと向き合った。 大きくて青い目はまるでサファイアのようだったが、時となく純粋な海のような深い色だった。 シュウはハルカの目を見るたびに美しいと思った。 本人にそれを言ったことはありませんが。 シュウがハルカの瞳の色を見ながら物思いにふけっている時、ハルカは左手でシュウの右手をつかんで持ち上げた。
「あれ?ハルカ?」
シュウはなぜか顔が赤くなった。 長い間知り合いながらハルカとの仲はかなり近づいたが、今日に限ってハルカはシュウにスキンシップが特に気に入らないという気がした。
「母親がいて、私がいて、娘がいる。 これが人生なのだ。」
ハルカはシュウのエメラルド色の瞳を眺めながら言った。 シュウの怪訝な表情に、ハルカは言葉を続けた。
「実は、ある方が言った言葉を変形したんだ。 元々その方は「父がいて、私がいて、息子がいる」と言った。 でも今日お母さんを見たら、こんなに言葉を変えたかった。」
「そうか、君らしい。」
シュウは、ハルカの母親とハルカが一緒にいる姿を思い浮かべながら言った。
「そして···また言いたいことがある。 これはシュウのように濃い緑色の髪のある女性の方がおっしゃったことだったんですが。 聞いてすごい響きがあったのかも。」
「何?」
今度はシュウが左手でハルカの右手を握った。 両手を握っている姿が、結婚式で変わらない誓いをする姿のようだった。
「世の中のすべての人が口にするが、決して言い尽くせない単語。 それは『幸せ』と『愛』だ。」
シュウはハルカの言葉を聞いて、しばらく物思いにふけってからハルカの顔をじっと見つめた。
「なるほど。その二つだけは、一生を語っても、盛り込めないのか。」
「そうでしょ?シュウはどう思う?」
ハルカがシュウを見つめながら言った。 シュウはいつもハルカの質問に答えてあげたかった。 先輩コーディネーターとして、先に旅に出た者として、そして。
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10.
「ダイヤモンド·アンド·パールか。」
「ダイヤモンド·アンド·パール···?」
「ダイヤモンドは『愛』、パールは『幸せ』を意味するから。 そしてその次にあるのは、『美しさ』だから。」
シュウは微笑を浮かべながら言ったが、本当に美しい微笑だった。 シュウはいつも美しさが重要な価値であるかのように話していたが、今のシュウの顔と言葉を見れば、なぜ美しさが重要なのか分かるような気がした。
「宝石のダイヤモンドと、自然が作り出す真珠、輝くもの、美しいもの。 それがまさに。」
そしてハルカに自分の人生ですべての愛を捧げた者として。
「プラチナ」
ハルカはシュウの言葉に、しばらく考えた。
「ダイヤモンド、パール、プラチナ······本当に、美しい単語かも。 じゃあ、私とシュウ、どっちがダイヤモンドでパールだと思う?」
ハルカのいたずらな笑いに、シュウは明快に答えた。
「2人とも君だよ。」
「え?」
ハルカはシュウの言葉に疑問に思った。
「プラチナは僕。 いつもその次の段階にあるが、美しさも結局は宝石と自然があってこそ存在するじゃないか。 君がいてこそ意味があるんだよ。」
ハルカはシュウの言葉に、顔が赤くなるようだった。
「『愛』と『幸せ』、それだけ君にふさわしい単語があるだろうか。 ハルカ?」
どことなく余裕あふれるシュウの言葉に、ハルカはどこか反論できなくなった。 それでハルカは視線をあちこちさまよい、壁の真ん中にある絵を見ながら言いたい言葉を選んだ。
「じゃあ、シュウ···もしかして。 私たちの時空間が変わったらね。」
「あの絵ね。 実は150年ほど前の『時空の歪み』を描いたものだという話があるんだ。 シンオウ地方の過去で、『時空の歪み』がたびたび発生したようだ。 まあ、時の神である『ディアルガ』と空間の神である『パルギア』がいるからそれが可能かも。 だから未来と過去のポケモンやアイテムも時々発見できたみたい。」
シュウはハルカの言うことを聞いた。
「だから、もし..私がいなくなったら。 シュウと違う時空間に移動したり、シュウが知らないところに私が行ってしまうと。 その時は…」
「その時は僕が君を探しに行くよ。」
ハルカが話を続けようと悩んだことが顔負けするほど、シュウががきっぱりと言った。
「本当?私がどこにいるか分からないのに、どうやって?」
「アブソルは危機を感知するポケモンだから、僕に前もって知らせてくれるだろう。 じゃあ、僕は備えをしなければならないし。 フライゴンに乗ってあちこち歩き回りながら、君を探すんだ。 それも一つの方法だろう。」
「でも、でも···だから、もしね。 世界を創造したと言われるアルセウスが私を完全に、時空が別の場所に移動させてしまえば-」
今日に限ってハルカは何かしつこい。 まるで本人にそんなことが起こると信じているかのように。
「それでも会えるよ、僕たちは。」
しかし、その度にシュウはそんなハルカの可能性を遮断する言葉を言った。
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11.
「どうして?時空が違うのに?」
「あの絵が言ってくれるじゃないか。」
シュウの視線が自然に中央の絵に向かうと、ハルカも視線を向けて見た。
「君の言葉通り、そして人々の言葉通り、あの絵が150年も前に描かれたものなんだけど、それが今まで残っているんじゃない? 数百年が経っても、依然として絵は残っているから。 その絵を描いた人たちの心も、その時間の形も、生きてきた痕跡もそのまま存在するんだ。 時空を超えてね。」
シュウはハルカの手を握ったまま、淡々と語った。 その言葉に、ハルカはなぜかシュウの温もりが伝わってくるようだった。
「そして心が一番大事なんじゃないか。」
「心?」
「まあ、今のハルカには完全に理解しにくいかもしれないけど。」
「ねえ、シュウ! ひどいんじゃない?」
ハルカがシュウの言葉にかっとなったが、シュウはそんな彼女を落ち着かせるようになだめた。
「時間とは止まらないもの。 過去、未来、そして現在···空間とは万物の拡張。そして心も空間…」
「あ、それ…···古い詩の一節に出てくるのかも。」
「そう、よく知ってるね、ハルカ。 多分、古い詩15に出ると思う。 心も空間のように大切なものだ。 ある哲学者が言ったそうだ、「世界の始まりという人に心が芽生えた瞬間」と
「心が芽生えた瞬間だから…」
ハルカはシュウの言葉を繰り返しながらゆっくりと考え込んだ。
「僕にも、君にも。 お互いに対する気持ちがあればすぐに見つけられるよ。 生まれたばかりの心の中では時空間が入り混じるものだから。 人もポケモンも一つの存在であるかのように。 心が豊かになればなるほど世界が広くなるのだから。 旅をして、さまざまなポケモンと縁があって、ハルカの世界が広がったように。 僕もそうだ。」
シュウはハルカの目を見ながらゆっくりと話した。 まるで妹に兄が知らないことを教えるように、先生が生徒に教えるように、先輩が後輩に教えるように。
ふと、ハルカはシュウが自身より年上かもしれないという気がした。 10歳になるまではポケモンをもらったり、旅行に出かけたりすることはできない。 ハルカ自身が10歳になると旅に出たように、もしかしたらシュウはハルカより年上なら多かっただろうが、少なくはないだろう。
「今日のシュウは、すごく先生みたいかも」
「そう?僕はむしろ君のほうが先生みたいだと思うわ。 君は子供たちの心をよく知っているだろう。」
「え、そうかな。」
「うん。そして、いつか僕が後輩のトレーナーたちを教える日が来るだろう。 でも今じゃない。」
「なぜ?シュウなら教えを受けたい人がすごく多いと思うけど?」
ハルカの言葉に、シュウはハルカに向かって頭を下げながら言った。
「4年前も、今も、僕にとって将来が一番期待されるトレーナーはたった一人だから。」
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12.
「ここに僕を連れて来たかったの?」
「うん!この前、シンオウ地方に来た時、こういうところがあると聞いて、私はシュウをすぐに思い出したのかも。」
ハルカとシュウはフライゴンに乗ってシンオウ地方の空を飛び回ったが、ハルカがフライゴンに降ろしてくれと指示したのは花の香りの村だった。
「実はすごいギャップかも。 シュウは顔だけ見れば花々の中で育ったと思うけど、機械と文明が最も発達したラルスシティ出身なのが。 そこは私が行ったところの中で発達したところだった。」
「お褒めにあずかるよ。」
ソノオタウンは本当にその名の通り、花と香りでいっぱいだった。 タウンマップには「見事に咲いた花の香りに囲まれた花を愛する人々の村」だった。
「よし、じゃあ出てこい!」
ハルカは自分のポケモンたちを全部放してあげた。
「シュウも、早くポケモンたちを出してみて」
「うん、わかった。」
シュウはハルカの言うとおりに自分のポケモンを取り出した。
「さあ、みんな! ここは花がいっぱい咲いた村だよ。 みんなで楽しく遊びに行って!」
ハルカは自分とシュウのポケモンたちに指示を出したが、いずれもハルカの言葉を着実に履行した。 周りが一面花畑だったので、ポケモンたちはそれぞれ好きな香りに惹かれた。 特に、バシャーモとカメックスが一番楽しそうだった。 以前、シュウがマサトと通話した時、マサトは「実はうちの姉ちゃんのポケモンの中ではバシャーモ、カメックス、フシギバナが一番強いじゃない? シュウのポケモンたちが一番よく知っているはずだよ。 でも、実はあの子たちね。 みんな花が大好きな少女たちだよ でも、そんな子たちが今はコンテストで舞台を全部席巻するなんて…」と感激なのか悲しみなのか分からないことを言った。
ところが、ロズレイドとアゲハントは他のポケモンと違って、ハルカとシュウに近づいてきた。
「あら、あなたたちは私たちと一緒に同行したいの?」
ハルカの言葉に、ロズレイドとアゲハントはうなずいた。
「よし、ハルカ探検隊、今日はロズレイドとアゲハントが特別なお客さんかも!」
ハルカが写真を撮るようなポーズを取ったが、シュウはそんな彼女を見て「君は本当にいつでもどこでも活発なんだな」という話をした。
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13.
「でも、アゲハント、貴方にはお願いがあるんだ。 この前の金髪のお姉さん覚えてる? その方にお返しを探して来ればいい。」
アゲハントはハルカの言葉を聞くと、空に向かって美しく飛んでいった。
「アゲハントはもうすぐ戻ってくるよ。」
後ろからじっと見つめるシュウに向かって、ハルカが答えた。
「いるよ、シュウ。 それ知ってる? 実はこのソノオタウンは過去にとても荒廃した丘だったと聞いた。」
「ほう、やっぱり時間の流れは驚くべきだね。」
ロズレイドはハルカの隣で一緒に移動した。
「そうだよ。花をいっぱい植えたのに花が育たないから、みんな途方に暮れてたかも。 ところが、誰かが感謝の気持ちを伝えると、急に花が咲いて今の姿になったんだって。 その時、シェイミというポケモンが登場したんだって。 以前サトシとヒカリ、タケシに聞いたんだけど、あの子たちは本当にシェイミっていうポケモンに会ったんだって。 その時ひかりは「空の花束」のような姿だと言った。 それでヨスガシティの1次審査の時はそのアイディアを活用した。」
「美しい物語に、美しい応用だね。」
「そうだよ。あ、ここだ、シュウ!」
ハルカとシュウは北へずっと移動したところ、ソノオタウンが出てきた。 実に美しい場所だった。 美しさに対する基準が高いシュウは素直に認めるほど。
その時、アゲハントがすぐに飛んできていた。 美しい花かごと共に。
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14.
「ロズレイド、空に向かってはなびらのまいら! フルパワーでお願い!」
ハルカがロズレイドにまるで自分が主人であるかのように指示を出した。 シュウはそんなハルカに向かって少し呆れたが、特に気にしなかった。 ロズレイドはすでにハルカの指示通りに美しくはなびらのまいらを使った。 自分ができる最大限の威力で。 まだ日が昇らず紫色と暗い藍色が入り混じった空であり、月明かりがかすかに光を放っていた。 そのような暗い背景で、ロズレイドの花びらはひときわ輝いた。
「アゲハント、エアスラッシュ!」
ロズレイドが作ったピンクの花びらに白い光線がぶつかると、美しいピンク色の光線が飛び散った。
「君はだんだん応力がよくなるね。 アゲハントの技術も。」
「フフッ、これまでの努力の結果かも!」
アゲハントがハルカに花かごを渡すと、ハルカはかごからブーケ状の花を渡した。
「グラシデアの花···?」
「そう、昔からここら辺の人たちは、昔から感謝の気持ちを伝えるときにグラシデアの花をブーケにして伝えたんだって。」
「感謝の気持ちか···光栄だね、これ。」
シュウがもらったグラシデアの花は実に美しかった。 ピンクと赤の花びらと緑の葉の茎が混ざった姿は本当に世界中を美しく飾りそうだった。
ふと、シュウは周りが明るくなるのを感じた。 遠くから日が昇っていたが、その時の花の背景やハルカの姿も、ロズレイドとアゲハントの姿も光を受けて明るくなるようだった。
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15.
「やっぱりシュウの言うことが正しいかも」
はるかが明るく昇る日差しを遠くから眺めて、光を受けて美しく輝くシューの姿を見ながら言った。
「何が?」
「すべての生命は他の生命と出会い、何かを作り出す。」
その時、シュウには聞いたことがあるような草笛の音が聞こえるようだった。
「それが友情かもしれないし、ポケモンとトレーナー間の絆かも。 人それぞれ大切に思う価値は違うから。」
ハルカはシュウに近づいた。 シュウの手にはハルカが渡したブーケがあった。
「でもさっきシュウの話を聞いて思った。 やっぱり私はシュウと出会って、『愛と幸せ』を作り出したのかもしれない。」
ハルカはシュウが自身に渡したバラを取り出した。
「もともと私は旅行をすることだけに興味があったんだ、夢はなかったんだ。 でもコーディネーターになるという夢ができてから、シュウに会ったのが本当に良かったのかも。 ポケモンたちとの絆も、トレーナー同士の交流も、人同士の大切な絆も。 そうやって作ったんだと思う。」
「そうかな···夢ができてから会って、僕たちはもっと良い刺激になっただろうね。」
「そうだよ。どんな時空間でも私とシュウは出会ったんだ。」
ハルカは花々を見ながら笑った。 アゲハントとロズレイドはそんなハルカとシュウを眺めながら、美しく花畑に向かって回った。
いつの間にか日が完全に昇っていて、明るい日差しが差し込んでいた。
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16.
「アゲハント、あさのひざし! ロズレイド、こうごうせい!」
ハルカはシュウのポケモンがどんな技を使うのかよく知っていたので、ロズレイドの技の指示に迷いはなかった。
アゲハントの輝かしい朝の日差しと、ロズレイドの生命力が感じられるこうごうせいがまるで調和を成すように美しく花畑全体に生命を吹き込むようだった。
シュウは考えた。
時間がどんなに流れても、どんな時間と空間で入り混じっても、ハルカの微笑みと純粋な心はずっと存在して、一つの世界を作り出すと。
「ハルカ。」
「うん?」
「氷空の花束がシェイミなら、君は踊る春のようだ。」
シュウの言葉遊びに、ハルカは顔が赤くなった。
「まったく…シュウは、ますますずうずうしくなっているのかも。」
その時、風が吹いて、ハルカは視線をそらして空を眺めた。 ハルカの茶色いツインテールが美しく舞った。
ロズレイドの花びらダンスなのか、それともシェイミというポケモンが作り出した花びらなのか。 青空にも美しく舞う花びらを見ながら、ハルカは今流れるこの時間に感謝することにした。
これからも永遠に、そばにいるこの少年とポケモンたちと、心を分かち合いながら生きていけるように。
